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2011年11月29日 (火)

推奨本

来年から社会人になる学生諸君に推奨したい一冊。

一流の法学者による肩の凝らない労働法の入門書である(岩波新書、2011年、840円)

労働法入門 (岩波新書)

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推奨本

野口悠紀男『クラウド「超」仕事術』(講談社、2011年、1500円)。

スマートフォンについて山ほど出版されている書籍の多くは、専門分野があいまいなライターによるものである。本書は、“スマート”な著作を多数ものにされている一流の学者の手によるスマート活用の手引きである。野口悠紀雄死の著作は、本書を含めどれも一読の価値がある。

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

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2011年11月19日 (土)

日本の発電端電力量の構成

昨日のゼミで門田君より質問のあった日本の火力発電の状況を説明する資料です。

図は、経済産業省資源エネルギー庁『エネルギー白書2011』http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2011/index.htmが出典です。石炭(23.8%)、LNG(液化天然ガス、27.2%)、石油等(8.3%)が火力発電用の燃料です。石炭の割合は、石油等の約3倍であることがわかります。

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2011年11月 9日 (水)

卒論の提出期限

教務課への卒論の提出日は、12月13日・14日に確定しました。

今週のゼミで、卒論提出に関する注意事項を記した教務課の文書を配布します。

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2011年11月 8日 (火)

推奨雑誌

経営学の教材としても利用した『日経トレンディ』最初号(日経BP社、630円)。スマホのような先端技術分野でなくとも、サントリーの「ソウルマッコリ」など、話題のヒット商品が多々あることがわかる。

商品の詳細

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2011年11月 5日 (土)

金とプラチナの有史以来産出量

昨日のゼミで取り上げた金とプラチナの有史以来の産出量についの記事を紹介します。

●金の産出量http://www.mowa.jp/info/metal_gold2.htm

人類がこれまでに掘り出した「ゴールド」の総量は14万~15万トン程度だといわれ、今後掘り出し得る金の地下埋蔵量は、6~7万トン程度(競技用オリンピックプール1杯分)といわれています。
「えっ? たったそれだけしかないの?」というのが、正直な感想ではないでしょうか。
金の供給量は、ここ数年、年間2500~3000トン程度なので、あと20~25年ぐらいしか持たないとの意見もあります。

また1トンの金鉱石からわずか5グラムほどしか、金は採取できません。リング1個を作るのに約1トンもの金鉱石が必要になってきます。
実は海水の中にもごくわずか金が含まれている様ですが、その割合は1トンの海水あたり、0.1から0.2mgと言われています。しかしながらこれを抽出するとなると、金の販売価格よりかなりのコストがかかるようなので、現実的ではないようです。

★金はあと20年でとれなくなる・・・?

上記にもあるように、金の地下埋蔵量は6~7万トン程度で、あと20~25年ぐらいで枯渇してしまうという意見が発表されました。
そういえば小さい頃、石油はあと30年でなくなってしまう、といったことを聞いた記憶がありますが、そんな30年もとっくに過ぎ去り、今でもしっかりと石油は採掘されています。 これは新しい油田などが発見されていくおかげなのですが、金の場合はどうでしょうか? 金自体の埋蔵量は、地球全てを掘り返しても6~7万トン程度(プール一杯分)。これは地質的にみてなので、油田とは違い、新しい金山が発見されてどうこうという問題ではありません。このままでは、すぐに掘りつくされてしまうというのはどうやら事実のようです。

しかもこれまでは“掘りやすいところから掘ってきた”のでこれからは極地や、海底からも掘り出さなくてはならないといわれているそうです。もちろん海水中に溶け込んでいる金も含めての話です。

しかし、金の場合は石油と違い、消費するばかりではなく、使用済みの金を再び溶かして使うことが出来ます。こうしてリサイクルされる金は、現在流通量の15~20%を占めているといわれ、今後さらに、コンピューターをはじめとする多くの電気製品につかわれている金を回収するリサイクル化が進み、困難になっていく金の採掘コストに比べれば、多少は費用がかかってもリサイクルの方が有利になるのではないでしょうか。(1トンの金鉱石からは5グラムですが)携帯電話1トンからは150gもの金が回収できるのですから・・・。

プラチナの産出量http://gold.tanaka.co.jp/first/chisiki/chisiki_04.html
プラチナは、遠い昔、地球に飛来した隕石によってもたらされたとの説が有力で、採掘量が限られていて、希少価値の高さは、金をはるかに凌いでいます。

世界のプラチナの年間供給量は194トンで、金の年間供給量約4,000トンの約1/20です。また、有史以来のプラチナの総生産量は、推定約4,720トンで、これは一辺が6m四方の立方体の箱に納まる程度の大きさ。トータルでも、金の約1/34しか生産されてないことになります。

採掘地も、供給量の約92%を南アフリカ(75%)とロシア(17%)の2ヵ国で占めており、金よりもさらに特定の地域に偏在しています。含有量も、原鉱石1トンから約3g(小さな結婚指輪1つ分)しか採取できないという、非常に希少価値の高い貴金属です。

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インフレについて

昨日のゼミで話題になったインフレについて、wikipediaの解説を簡約にし、部分的に加筆したものを掲載します。ドイツの事例については、解説の一番下に記述があります。

<インフレーションの種類>

クリーピング・インフレ(creeping inflation)
ゆるやかに進むインフレーション。インフレ率は年数%で、好況期に見られる。経済が健全に成長していると見なされ、望ましい状態と言われることが多い。「マイルド・インフレ」とも呼ばれる。
ギャロッピング・インフレ (galloping inflation)
早足に進むインフレーション。馬の早足を表す「ギャロップ」から。インフレ率は年数十%。スタグフレーションに伴って生じることがある。
ハイパーインフレーション(hyperinflation)
猛烈な勢いで進行するインフレーション。

ドイツのインフレーション

第一次世界大戦後のドイツでは、連合国側に対して1320億金マルク賠償金支払いが課された。しかし、これはドイツの支払い能力を大きく上回っており、賠償金の支払いは滞った。これを理由に1923年イギリスの反対を押し切ってフランスベルギーがドイツ屈指の工業地帯であり地下資源が豊富なルール地方を、現物による賠償金支払いを求めて軍事占領した。占領に対し、ドイツ政府は受動的な抵抗運動を呼びかけ、ストライキに参加した労働者の賃金は政府が保証した。既に第一次世界大戦中よりドイツではインフレーションが進行していたが、抵抗運動に伴う財政破綻によって致命的な状況へと導かれ、空前のハイパーインフレが発生した。この結果、1年間で対ドルレートで7ケタ以上も下落するインフレーションとなり、パン1個が1兆マルクとなるほどの状況下で、100兆マルク紙幣も発行されるほどであった

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2011年11月 2日 (水)

物価上昇率(インフレまたはデフレ)と景気の関係

 門田君から寄せられたタイトルの質問に関連して、下記のURLを読んでおいてください。このURLの解説は、経済理論からのオーソドックスな解答です。

http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/kobayashi/05.html

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