出資形態と現物出資
昨日のゼミで登場した「現物出資」に関する補足。株式会社への出資は、金銭によることが原則であるが、現物出資すなわち土地など金銭以外の財産による出資も認められている。ただし、現物出資の場合は、その評価額が適正であることについて、弁護士や公認会計士等の証明を受けなければならない。とくに不動産の場合には、不動産鑑定士の鑑定評価が求められる。
金銭出資、現物出資以外に労務出資、信用出資という形態がある。まず労務出資は、労務を提供するという形による出資である、また信用出資は、会社が負担する債務のため物的な担保を提供する、あるいは会社が振り出す手形の引受け・裏書きを行うことをいう。つまりは、会社の信用力の不足を補うという形の出資である。
ただし、株式会社の場合に認められる出資は、金銭出資と現物出資だけである。
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