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2008年8月10日 (日)

すかいらーくの社長解任

すかいらーく創業者のひとりである横川社長が臨時株主総会で解任される見通しであると報じる読売ネット版記事。すかいらーくは、1960年代に横川4兄弟が設立したことぶき食品が前身。日本における外食企業の草分けとして急成長し、東証1部に上場していたが、2006年にファンド(投資会社)の支援を取り付けてMBO(management buyout)を実施し、非公開会社となった。MBOの実施に伴い、大株主になったファンドが今回の解任劇の主役である。MBOそのものも興味深いテーマであるが、この記事に関しては、以下の2点を記憶しておくこと。

1)上場会社でなくとも、株式会社は会社法にもとづき決算公告を義務づけられている(会社法第440条第1項)。したがって、非上場会社についても、一定範囲の決算情報を把握することは可能である、この公告は、官報や日刊紙のほか、会社のウェブサイトに決算情報を掲載することにより行われる。すかいらーくが同社ウェブサイトに掲載した決算公告は次のファイルの通りである。ちなみに、平成19年度におけるすかいらーくの純損失は208億円にのぼる。

「skylark.pdf」をダウンロード

2)本件は、「横川社長が臨時株主総会で解任される・・・」とあるが、会社法には「社長」という会社機関は存在しないので、正確には「横川取締役の解任」である。旧商法は、取締役の解任には株主総会における特別決議(出席株主の議決権の3分の2以上の多数による決議)を要件としていたが、現行会社法は普通決議(出席株主の議決権の過半数)で解任できると定めている(第339条第1項)。

すかいらーく創業家の横川社長解任へ、12日に臨時株主総会

外食大手すかいらーくの経営再建を巡り、大株主の投資会社が創業家出身の横川竟社長の退任を求めていた問題で、横川社長が12日の臨時株主総会で解任される見通しとなった。後任には谷真・常務執行役員が就任する。

 横川社長は9日までにすかいらーく幹部に対し、「自ら辞任はしないが、12日の臨時株主総会で退任が決まれば、従わざるを得ない」と述べ、解任は避けられないとの見方を示した。

 すかいらーくは2006年、MBO(経営陣による自社株買収)で非上場企業となり、野村グループ系など投資会社2社の支援の下、経営改革を進めてきた。しかし、原材料価格の高騰によるメニューの値上げで来店客が減少し、06~07年度に2期連続で100億円超の税引き後赤字を計上するなど再建が遅れていた。

(2008年8月9日21時40分  読売新聞)

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投稿: 官報 | 2009年3月18日 (水) 19時22分

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