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2006年6月24日 (土)

SCP分析

 SCP分析は、SCPパラダイム(paradigm)ともいう(こちらが正式名称といえる)。STPが経営学の用語であるのに対して、SCPは経済学の用語である。

S(structure):市場構造(業界構造)

参入企業と買い手の数(パソコンやテレビは、売り手の数に比べて、買い手は多数だが、通信機器の買い手は、通信会社であるから少数である);製品の差別化の程度、参入障壁の高さ、公的規制の有無、サンクコスト(sunk cost、各自意味を確認のこと)、など競争を左右する諸条件。

C:(conduct):参入企業のさまざまな行動を意味し、価格政策、設備投資、研究開発、マーケティング、企業間の提携などの行動を含む。

P(performance):利益率や成長率の状況

一般に、S→C→Pの関係があると考えられている。すなわち、SによりCが決定され、CによりPが決定される。

 6月20日のゼミで紹介したマイケル・ポーターの5フォースモデルは、Sの状況を説明しているものといえる。

仲野昭

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コメント

scp分析を簡潔に説明お願いします。

投稿: まさと | 2018年5月 9日 (水) 17時34分

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